大学教授のこの言葉を胸に、数々のアルバイトを経て、東京での会社努め、そして農業研修、旅...
様々な経験を積み重ねながらもやりたいことが定まらず、もがいていた 20 代半ば。
ある時「とんぼ玉」というなんとも魅惑的な言葉の響きに出会いました。
その瞬間から「とんぼ玉」に興味を引かれ、 自宅で簡単な道具で出来るということを知り、独学ながらも創作に打ち込む。
初めのうちはまったく思い通りに上手にはいかず、試行錯誤の連続でした。 それでもゆっくりとゆっくりと根気づよく...。
そうするうちに、思い通りにならないガラスをあつかう面白さ、楽しさ、 気がつけばどっぷりとんぼ玉づくりにはまっていました。
出来上がった作品はお寺の市に出店したり、お店と取引したりと
てさぐりではありましたが、少しずつ今に繋がる道筋が出来上がってきいました。
そして 30 代に結婚、出産を期にここ近江の山里、多賀に工房を持ち
野菜づくりに米作り、若い頃より憧れていた家族と一緒に自給自足的生活を始める。
「とんぼ玉」とともに、毎日の生活を手作りする
今のライフスタイルに生き甲斐と喜びと充実を感じています。